主夫をやってみてわかった7つのコト
気づいたら1ヶ月更新してなかった。。
移住してまだ3ヶ月、もう3ヶ月、主夫をやってみてわかってきたことを書いてみます。
今風のスタイルwで書いてみたくなってしまい、ついつい知ったかぶってやや断定的に書いてしまっていますがどうかお目こぼしを。
いちいち主婦/主夫とか旦那さん/妻とか面倒なので、前者をシュフ後者を相方と書いちゃいます。
これからシュフになる人、シュフになってもいいかなぁーと思っている人、シュフの相方の人に何しか気づきが提供できれば幸いです!
1. 予想以上に自分の時間が取れない
最初のブログに書きました通り、僕は来年また社会人に戻る予定で、
語学や業務知識などなど自己研鑽に時間をかけたいのはやまやまなのですが、
思うように進んでいません。少なくとも息子は週3で保育園に預けていて、その間の6時間x3が
毎週発生しているはずなんですが、予想以上に家事に消えていっています。
感覚値としては
ゼロではないものの思っていた半分未満、2-3割くらいしか時間が取れてない気がします。
べつに毎日部屋を念入りに掃除しているわけでもなく(念入りの掃除は週1)、
毎日角煮がトロトロになるまでじっくり煮込んでもいません(月1くらいはやる)。
ただ、ふと息子の衣服を買い足したり、息子の鼻血や食べ物のシミがついた衣類を漂白したり、
健康的な食材を探したり、天気見通して洗車したり、税金関係の書類を作って送ったり、、
なんか家事って予想以上に色々やることがあります。これって、つまるところシュフの
家庭での役割をどう置くかだと思うのですが、少なくとも僕は炊事と掃除と洗濯だけでは無かった。
クックパッドとルンバだけでは埋められない溝がそこにはありました。
2. シュフとは家族のQoL(生活の質:Quality of Life)を限りなく高められる仕事である
体感したというか、最近そう思うようになったというか。家族のよりよい生活を描くほど、
シュフのやることって尽きないと思います多分。なので、どうしても自分が後回しに
なっていく。ただ、"QoLを限りなく高め[られる]"と前向きっぽい響きになってますが、
実際のところ半分は現実から逃避するような部分があると感じています。ぶっちゃけ、家族のQoLを
高めることに専念するほうに"気がすすむ"のです。今の自分はまさにそうで、
来年からまた社会人として格闘していくための自己研鑽をもっとやりたい、今のうちに
強くなりたいと思う反面、さて1年近く先のために必要な自己研鑽とは何だろう、てか来年
僕は何をしてるんだろう、いやそもそも何をしたいんだっけ、えーと、、、
今日、縁のある転職エージェントと久しぶりに電話で話して、自分の履歴書を見返して、
2015年は何を書けばいいんだろうか、と急に怖くなりました。
でもこれって、世の産休育休で仕事を長期で離れる女性は常に向かい合うヤツなんですよね。
こんな経験、ネットを探せばいくらでも出てくるだろうし予想してたけど、
急に目の前に現れたヤツが異様に大きくてビビった夏の花金でした。
3. 相方の家事育児参加の姿勢が物足りない
と、どうしても思ってしまうように。そしてちょっと相方が嫌いになったw 前述のような心の葛藤が常にあるわけです。上機嫌でも心のどこかにある。 楽しくみんなで会話していた朝ご飯や晩ご飯、ゆーっくり食べる息子氏を上手に急かし、 着替えだの歯磨きだのに移行させたいのに、相方は自分の皿を片付けもせず サーっと食卓を去ってしまう。。。カチーン。てなことがよくあります。 特に平日、相方が家でご飯を食べて寝るだけになっていた時、「居候か!」とブチギレたりしました。 「俺氏、平日はヤツの好きにさせろ、平日はヤツも仕事で頭がいっぱいだ、分かるだろう、、、」 「やはりシュフ期の自己研鑽プランを事前に確立しておき、しっかり相方と事前に議論して 同意を取るべきだったか。いやまて、そもそも何でヤツは育児すら関与が薄いんだ、、、」 まぁ、8割がた僕の嫉妬でしょうねw 世の中の旦那様/主婦様の世界はどうなんだろう。
4. 子どもがちょっと可愛くなくなる
恐ろしいことを書いてしまいましたw いや、可愛いのは可愛いんですが、自分の躾が
子どもの振る舞いにストレートに伝播していくのを見るや、心を鬼に出来るようになったという話です。
子どもに対して、僕がちゃんと躾やらないと、と思うようになりました。
恐怖政治をしてるわけではないです。ただ、暴力で物事を解決するような姿勢を戒めてるだけです。
僕が口うるさく子どもに言っているのを見て、相方はひいているかもしれません。
子どもも、以前よりも僕が怖くなる兆しを感じられるようになっています。
ちょっと似た経験を昔したことがあります。大学生のとき、僕は学習塾で中学生に数学を教えて
いました。多くても20人くらいの教室でしょうか。真面目に勉強する子もいれば、騒いだり
真面目な子の邪魔をする子もいます。塾講師を始めた当初、僕はそうした子をなかなか怒れず、
上手に避けることで何とかしようとしていました。怒る自分に吹き出しそうになったりしてました。
ですが、だんだん、真面目な子の真摯な姿勢や、騒ぐ子の将来を案じるようになり、
ついにはやる気スイッチならぬブチギレスイッチを自分で見つけられるようになったのです。
そして時に怒り狂い、時に生徒を全力で受け止め、常に数学の本質を示す、生徒とは強い絆が育まれる。。。
何の話だこれ。
5. 子どもの親への依存は接触している時間に比例する
これは既に共働き時代からの実感があり、どちらかが出張などで1週間とか家を空けると必ず
一緒にいた方の親側にべったりになってました。なので出張から帰ると嬉しいのに悲しい気持ちになるw
今や僕と相方では子どもとの接している時間の差が大きいので
子どもは何でもかんでも「パパ、パパ、、、」となっています。これは仕方無いですよねー(遠い目)
まあ、成長して親離れしてしまったら何ともなくなってしまうとは思いますが、もしこれから
育児に従事する計画や予定があるパパさんは自信を持って頂ければと。ママが最強ではないぞとw
6. 元職場との距離がはっきりする
3ヶ月たってついに来たか、という感じです。今まで、長めの夏休みをとったときのようなソワソワ感、 「みんな仕事してるのに俺やすんじゃってる」「お客様だいじょうぶかな」「新サービス出ちゃったよ」 的なソワソワがどこか体にまとわりついていたのですが、それが外れた気がします。僕なんかは 既に仕事を辞めて腹を括ってスイスに来てるので、そもそも「みんな仕事してるのに」とか思う必要ないはずなんですがw どこかソワソワしてました。Facebookで大勢の元職場の人やお客様、パートナー様と今もつながっていますが、 遠くに来ちゃったなぁ、という感じです。
7. トイレトレーニングと自分でお着替え、はシュフの苦行の1つ
各論は挙げてるとキリが無いのでこれだけ。子どもが8月半ばからインターナショナルスクールに
入学するという締め切りがあり、マイペースにさせてあげられないという設定上の問題もあるのですが、苦行。
子どもが生まれてすぐ、最初の苦行が離乳食作製でした。離乳食はすべて手作りと息巻いて始めたものの、
相方と毎週末の深夜、野菜や果物を茹でてはマッシュし小さな容器に詰めるのを延々とやっていました。
おかげで子どもは好き嫌いゼロで食欲旺盛な子に育ちましたが、あの日々はほんと肉体的に地獄だった。
そんな苦行が2年ぶりに現れています。今度は制御不能な怪獣に社会生活の基本を教えるという苦行です。
あたりまえなんですが、親の思うように子どもが行動してくれないストレスってすごいですね。
外に遊びに行くと、当然公園やレストランとかのトイレで用を済ますよう一緒にやるのですが、
おいおいそんなところ触るんじゃない、いやその手こっち来るの!?とかね。
いつか出来るようになるはずのいつかは、いったいいつなのか。
もちろん上手くいったときはマニュアル以上に大喜びしちゃうんですが、精神的に疲れる疲れる。
あ、写真は皮から手作りで作った餃子とその余った具を焼いたやつです。分かると思いますが念のため。。