インターナショナルスクールってどうよ -その1,概要編

先日、アボカドの種を取ろうと包丁でツンツンしてたら滑ってブサっと左手人差し指まで結構深く切ってしまい テンションが下がっています。さて、スイスに来て10ヶ月、実はもう船便の1発目が終わったりしてて 帰国ムードが漂う我が家ですが、ようやく書く気になってきたので書きます。 今は、子供を将来インターナショナルスクールに入れたいか、と言われるとうーんという感じで。

インターナショナルスクールって何それ?

ひじょうに雑に言うと、「義務教育ではないカリキュラムをベースに英語で授業をする 学費が異常に高い最近話題の私立の幼小中高一貫校」という感じです。"最近話題"とは、 第二次安倍内閣の経済政策アベノミクスにて成長戦略の三本の矢として策定された 「日本再興戦略」の目標の1つとして、

《KPI》「国際バカロレア認定校(2013 年6月現在:16 校)等を 200 校」

として取り上げられたからだそうです。 www.kantei.go.jp

なお、国際バカロレア(以下、IB)とは世界中のインターナショナルスクールが 標準とする教育カリキュラムです。日本の義務教育は6-3-3(年)ですが、 例えば息子の場合、幼稚園含めて8-5-2となっています。詳しくはwikipediaをご覧ください。

国際バカロレア - Wikipedia

話題といえば、最近軽井沢に全寮制のスクールが開校すると比較的話題だった気がします。

「ISAK」が求める生徒像とは〜小林りん氏に聞く | eduview

さらに、そこに"天才少年プログラマ"と呼ばれる山内奏人くんがクラウドファウンディングで 学費の支援を受けてサマースクールに参加したのは個人的にも胸熱な話題でした。

moon-shot.org

なお、息子は幼稚園と小学校が一体となっているPYP(Primary Year Program)の1年生、 8月始業なので日本の年少と年中さんにあたる子供たちがいるクラスに入学しました。 特に入試はなく、年間の学費は僕の大学4年間とほぼ同じです。。。まぁ会社持ちですけどね!

インターナショナルスクールはハイレベルな自立を求めている

年少-年中といえど、身の回りのことは極力自分でやることが求められます。主なものを上げると、、

  • 着替えは自分で、棚から取り出して片付けるとこまで
  • トイレも自分で行ってやって帰ってくる
  • 30-45分で句切られた時間割通りに頭を切り替えて行動する
  • 教室間の移動の際は、靴の履き替えをして他の子を待ち、並んで移動
  • 先生が読み聞かせをするときなど、じっと座って聞く
  • ドイツ語(第二外国語)とその文化的背景に意欲的に取り組む

ちなみに息子氏は上記がほとんど出来なくて問題児扱いされていました。緩和したけど今も。。 なお息子は5月生まれなので日本ではクラスの中でも大きい子、でしたがこっちでは早生まれ。 ですが、あまり月齢の差が考慮されている様子はなく、出来ないことは出来ないとビシっと 指摘されます。入学して最初の数ヶ月は、お迎えのたびに先生からその日の素行不良を 細かく指摘されてほんとに辛かったです。

なお、PYP4(小学生)以上になると毎日の家庭学習が求められます。学習の進度は日本より遅いのですが、 宿題は目標設定とその達成を非常に重要視しています。小学校から自分でPDCAを回す訓練をする。 学年が上がると「今年度中に〜」とか「夏休み中に〜」とかより長期の目標を自らたてることを求められます。 高い知識レベルを求める日本とは大きく異なると思います。とにかく自立的な学習姿勢をつける感じです。 スクールで家庭学習をテーマにしたワークショップ(親向けで月1回ある)に参加して聞きましたが、 そうしてIBを卒業して大学生になると、入学初日の授業から勉強を始めるそうです。同級生が 「あれ?宿題出てたっけ?」と聞くと彼らは「XXまでにYYの単元を理解しておきたいんだ」と。

マジか!

退学勧告マジかよ事件

入学から3ヶ月過ぎて、1四半期が終わると突然成績表みたいなものが届きます。メールです。 成績表といってもまだ学業があるわけではないので、8つの指標をもとに子供の良い所や 改善すべき点を先生が細かく記載してあります。ちなみにPYP1の子供は他者との関係性を学ぶのが 大きなテーマなんですが、その8つとは、 Confidence/Enthusiasm/Curiosity/Cooperation/Respect/Commitment/Creativity/Independent とあり、息子氏は特に他者との関係性や自立の面で問題があったのでRespectとIndependentのところが アドバイスてんこ盛りだったわけです。でまぁ、日々の先生からの指摘も多かったので 頑張って直さないとな、てか何を頑張ればいいのやら。。くらいに思っていました。

しかしその数週間後に、突然校長との面談をセットされ行ってみると 「あなたたちの息子の発達の遅れと問題行動は学校として看過できない、退学の方向で考えてくれ」 的なことを言われたのでした。発達の遅れとは、自分からトイレを言い出さないし、着替えも出来ないから 常に教師のサポートが必要で困る、というもの。そして問題行動とは、他の子供や先生に頭突きしたり 叩いたりして教室の安全が脅かされている、というもの。 ある程度お叱りを受ける面談と想定していたものの入学3ヶ月で退学を勧められたことに、驚きを隠せない とはまさにこのことでした。

実際息子氏はどうだったのか

通っているスクールでは日本でよくある連絡帳的なものが無いので、毎日の先生との会話によって 唯一子供の素行を知ることができます。ちょっと不便ですが、知りたかったら聞きましょう、です。 で、よーく聞いてみると

  • 着替えがうまく出来なくて助けを求めてくることが多い
  • トイレはおしっこは言ってくるときもあるが、うんちは全然だめ
  • 時間割の切り替え時にイヤイヤすることが多い
  • ぜんぜん整列しない。他の子を待てない。
  • 特に読み聞かせや音楽など授業形式のときにじっと座ってられない、ごろごろしだす
  • 上記イヤイヤ時に、先生を叩いたり頭突きすることが多い。他の子に手をだすこともある。

改めて文字にすると全部ダメで泣きそうです。ただ、実は家庭内とは少し様子が違うことも 分かりました。家庭内では、着替えやトイレについては時間はかかるもののほぼ問題なく 一人でやっていたのです。また、いっときは頭突きや叩くことを僕や妻にしてきていましたが、 そのたび結構きつく言っていたので家では全然やっていなかった。。。これ何が原因だろうか。 もうまったく分からなくなりました。

どんな対策をしたか

まず退学勧告への対応については、何とかなりました。 妻が会社の多くの同僚の方々に相談して、みんな異口同音 「3歳児でそれでやっぱいきなり退学は無いでしょ」ってことで、人事部を通して抗議してもらい、 結局経過観察することになりました。その際、妻の上司やホームパーティーで息子を知っている メンターの方などは、「俺が同席してやるから任せろ!」など大変心強い協力をしてもらいました。 僕も、同校に通う日本人のママの方々に相談しました。もと幼稚園教諭の方やインターナショナルスクール 経験の長い方のアドバイスももらいました。いろいろ伺った他の方の経験を参考にすると、 邪推ですが、僕らが1年未満で出て行くことが決まっていることや、現在の校長先生が1年任期の 暫定ポジションゆえにコンサバな管理者であることで、より大きな問題がおきるまえに退学にもっていこう としたんじゃなかろうかと思っています。
とはいえ、先生の言っていることが6-7割程度しか分かってない 自分の英語力と日々耳の痛い話でサンドバック状態だったから、素行不良について状況や原因のようなものを 聞き込んで無かった自分には反省が多いと思ってます。問題児の親になってみて分かりましたが、 やはり可愛い我が子のことは最後まで信じたいので、なかなか現実に向き合えませんでした。

さて、素行不良への対策です。家庭との息子の様子の違いは何から起こるのか。放課後の教室や校庭とかで 息子や同じ学年の子を見る限り、他の子とのおもちゃの取り合いや押したり叩いたりみないなのは 大差なく同じレベルの様子。ある日本人のママの言葉がヒントになりました。

「着替えやトイレでサポートを受けてるってことは、そのサポートを受けたり先生の手が空くまでの間、 ずっと待たされてるんじゃないかしら。それってストレスかもね。他の子は次の遊びしてるはずだから」

あぁぁぁぁおーー、そうか。そりゃそうだ!

というわけで、一度は完了したと思っていた(そこが甘かった)トイレと着替えについて よりストイックに家庭で取り組むことになりました。さらに、毎日の時間割は決まっているので 妻がそれを4コママンガ的なペラ1として作り、前日の晩や当日朝に説明することにしました。 また、先生も特別に連絡帳を作ってくださり、毎日の素行を詳しく教えてくれるようになりました。


*時間割ペラ1。上段左から図書館の日、集会の日、ITの日など。

その結果、もう3ヶ月くらいたちますが、ずいぶん良くなっています。 未だに授業形式の時間では英語が分からないのもあり、集中が持たないようですが、 1週間まったく問題なく過ごす日もたまにあります。

インターナショナルスクールに子供が通うということ

僕がスイスに移住すると決まったとき、子供のことを心配すると 「子供はすぐに環境に慣れるし、英語もすぐ覚えるだろうから心配ないよ〜」 といった話がよくあり、僕もそう思ってましたが、半分正解、半分間違いと思います。 息子に限らず同校の日本人の子供を見ていて、新しい環境に適応するには子供にとっても 大きなストレスを伴うものなのだな、と改めて思っています。

新しい環境への適応については、カルチャーフィットの曲線というものがあり、 W型の曲線で時間の経過とともに2回落ち込む辛い時があると説明されています。 自分の転職時を思い出してもよく当てはまる気がします笑

https://fsbaggage.files.wordpress.com/2015/08/cultural-adjustment-curve.gif

この曲線が、子供の場合は時間軸(横軸)が相当短くなっているんだと思います。 ただし、日々の生活の違いにストレスを感じイライラする(1つめのコブ)し、 文化的だったり個人的な行動様式の違いによる課題に深く直面(2つめのコブ)する のは確実で、そうしたストレスを一緒に分かち合って成長を促す努力が 親にも相当必要になると思っています。

余談ですが、インターナショナルスクールにも言葉や行動が暴力的な噂の問題児、 というのは若干はおりそうした子と我が子が一緒にいるとみんなそれとなく注視しています。 そうした子供を見ていて共通するのは親の関心や監督姿勢が(とっても)薄いことです。 子供は良くも悪くも色んな方向に成長できる不安定さを持っていると思うので、 暗黒面に堕ちないように注意したいものです。その点で、今回はいい経験が出来ました。

次回は、件の対応で頑張った我が家のトイレトレーニングとお着替え全貌を書こうと思います。その次は子供の英語ネタかな。

隣国フランスとパリへの思いと葛藤

スイスに住んで半年以上過ぎました。バーゼル市街付近に住んでいると隣国フランスとドイツへの国境までは10kmほど、 車で15分ほどで国境のゲートにたどり着きます。高速道路のゲートは日本のETC料金所のようで 最徐行ですが止まることなく、パスポートの提示などもなくフランスに入国できます。一般道は もっと簡素で、駐車場の入り口のような感じで国境警備の人がいないことも多いです。
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EU圏(正確にはシェンゲン協定圏かもしれないですが)に住むと 1つの国という単位の考え方が日本で生活していたときと違うため、不思議な感覚を持ちます。 こちらに住んでから、パリへは3度行きました。今では息子のお気に入りの電車TGVに乗り、 バーゼルから3時間と数分でパリ東部12区のリヨン駅(Gare de Lyon)に到着します。 12区はパリの東端、セーヌ川上流に位置し、ここからメトロやバスでセーヌ川沿いに西に下ると ルーブル美術館、凱旋門、ちょっと左手にエッフェル塔が見えてきます。セーヌ川中央にかかる橋の欄干や 鉄塔はそれぞれが違うように作られています。歴史的建造物に限らず、いつか訪れるチャンスがあれば 早起きしてセーヌ川周辺のランニング&ウォッチングを是非おすすめします。。。 f:id:toolyee:20151118191455j:plain

パリを訪れた3度のうち1度はパリ郊外のディズニーランドにも行きました。 国をまたいではいますが、幼いころに住んでいた大阪から東京に行くような感覚です。 話し言葉、ものの名前、案内標識、道路標識、すべて変わりますが、とても身近な存在です。

それが今は、国境封鎖、厳密には完全に閉じられてはいない国境もありますが、 警備が非常に厳しくなっています。先週金曜の事件は、衝撃的すぎて最初は信じられませんでした。 加えて、国家の非常事態宣言、国境の封鎖。
バーゼルにはフランスから働きに来ている人、 フランス出身の人、パリに親族がいる人なんていくらでもいます。息子の先生はフランス出身、 妻の親しい同僚の奥さんはパリに兄弟がいると言っていた。主夫仲間もフランス出身者がいる。 身近な人が被害者かもしれない、というのは気持ちをとても重くします。 聞くに聞けないものの、そのかもしれない、は一部現実のものがあるようだと分かったりしています。

今週木曜と金曜はインターナショナルスクールではサンクスギビングの休日となります。 年後半に大型連休が無いヨーロッパでは、厳しい冬の前に秋を楽しむ最後のチャンスでした。 来年帰国予定の我が家も弾丸でロンドンに出かける予定でしたが、悩んだ末中止にしました。 なんかテロの思うつぼの行動をとっているようで悔しいのですが、当面は大都市の繁華街に 出向くことを控えようかと妻と話しています。僕はわりと楽観的なほうです。けれど、 最近行った場所で無差別の銃撃があった、というのは悲観的な妄想を煽る現実があります。

パリには美容やファッション、食に関する仕事、あるいは関心を寄せる多くの人が特別な思いを持つ場所ではないでしょうか。 日本人だと新婚旅行や各種のお祝い旅行のツアーも多いと思うので、良い思い出が残る場所でもあると思います。 ヨーロッパに住んでいるに限らず、パリには多くの人の特別な思いが集まっていると思います。 一部、商業的意図ゆえの動きもあるのかも、しれないのですが、多くのwebサイトが追悼の意を表しました。 f:id:toolyee:20151118191616j:plain

ここ数日、BBCのテレビかアプリをしょっちゅう見るようになっています。アプリでも動画と記事がセット なので、けっこう衝撃的な映像を良くみるようになってしまいました。ご存知のように、パリの事件だけでなく、 前日には中東のパリと呼ばれるレバノンの首都ベイルートで40人以上が死亡する自爆テロが起き、 ISの本拠地シリアやイラクではそれ以上にテロによる死亡者がいます。加えて、フランスやロシアはすでに シリアのIS拠点への空爆を強めています。そこに民間人もいることは想像に難くありません。 何かが解決するとは思えない報復の繰り返しという事実を肌で感じています。

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人生観的な何かを思いつく

スイスに僕の両親がやってくる

 

僕の両親が先ほどスイスに向けて関空に到着したらしい。兄と妹が車で送ってくれたから色々頼んだ荷物系は大丈夫らしく、チケットも多分大丈夫。チケットは僕の長年?の新幹線通勤定期代金やらAmazonでの買い物やらで溜まりに溜まったマイルを初めて使って15万マイルでビジネス2席とった。  

 

両親は多分コネクティングフライトは初めてなのでフランクフルトでの乗り換え90分がちょっと心配。英語は体育会系の母が気合いで笑、多分話せるから大丈夫。母は姉妹で祖父と海外旅行も何度かしてるみたいだから海外旅行自体も、多少トラブっても多分大丈夫。  

  

心配

 

少し気掛かりは父親。2年前くらいに夏場に脳溢血になってすぐ介抱されて一命はとりとめたけどいったん半身麻痺が出て、そこから父母がんばって歩けたり飲み食い出来たりだいぶ回復してはいるけど、まだ自転車や車の運転は無理。バランス感覚とか方向感覚など体の感覚一部にチャレンジがある。  
 
一応、スイス移住前にグアム旅行に連れてったけど今回みたいな長時間移動は初。長年自営業でサラリーマンみたいな長期休みもしてないから父史上初かもしれない。父の体と心と、それをサポートする母の体と心と、、、心配やわぁ。。  
  

人生観的な何か

 

何が言いたいかというと、僕の父親みたいに一生懸命働いてさて初孫ですよとなって、たまたま脳溢血なっちゃって今や、孫と2人で出掛けたり風呂に入るのがちょっと、、、とか意外と人生であり得ることなのかもしれません、と。脳溢血前の父は運動不足なものの比較的健康体でした。なので僕にとっては、定年まで仕事一筋で働いて余生は孫の面倒でも見ようかなー、みたいな人生観は恐くて選べません。だから主夫で、今、自分の子供が赤ちゃんからどんどん少年になっていく様を間近でマジかと思いながら見る人生の選択もアリだYo!とか思うんですけどどうでしょう。  
 
時間とかお金とかは家族や自分に使って稼いでを上手に繰り返して、老後に備えとくのは健康な体だけでいいっショ!! (ロードバイクはじめました!マンガ”弱虫ペダル”参照)
 
...とか、書きながら何かトラブルの連絡無いか待ってたんですけど、無いみたいなので寝よう。もう2時だYo!
 
追記
 
なんか見返すと乱文なので追記。
スタートアップやベンチャー企業、実業家の知り合いが多数いるなか、そうした人を暗に指して書いたつもりは毛頭なく、漫然と長時間労働して家庭の時間を省みない男性中心の日本の労働環境に文句を言ってました。人生かけてチャレンジすることがあるなら、家族に最大限配慮しつつ無茶するタイミングは誰しもあるよね。
 
 

イタリアのサルディーニャ島に行ってきました

妻の仕事の都合でこのベストシーズンに長期旅行に行けないことを ずっとブーブー言っていたら夏休みをとってくれることに。 土日を挟んで3泊4日ですが文句はいいません。スイスは海が無いし、夏だしビーチリゾートに行こう ということで、イタリア西の小島、サルディーニャ島に行くことにしました。

狭いヨーロッパ!

西ヨーロッパのど真ん中のスイスでは、LCCをうまく使えば 格安かつ数時間でヨーロッパ諸国に行くことが出来ます。

下記は1時間半圏内で切り取ってみました。 f:id:toolyee:20150803203058p:plain 直行便があればロンドン、バルセロナ、ウィーンあたりまで1時間半です。

Sardegna サルディーニャ

サルディーニャ島は島北東部にCosta Smeralda(エメラルド海岸)という綺麗な海岸線があり、 またその付近の街Porto Cervo(ポルト チェルボ)が西欧諸国のセレブのために 開発されたことで有名です。ちなみにホントか分かりませんが、サルディーニャ島はイタリアの中では ダントツに治安がいいから安心していいよと妻は同僚から言われていました。

エメラルド海岸を見ながらの食事

島北東部のオルビア空港にお昼につき、レンタカーを借りようとすると... レンタカーブースは10くらいあるのに、ここSicily by Carだけ大行列で 結局車借りるのに2時間かかりました。。。

ちなみにMT車です。(撮ってなかったので適当な画像です) f:id:toolyee:20150803203152j:plain

ヨーロッパはMT車が普通です。ATは高級車しかなく 値段も2倍するので、免許はあるのでがんばってみました。 最初はエンストしまくりでレンタカーの駐車場を2週してしまったり 大変でしたが、そのうち慣れました。AT免許の妻は終始イラついてましたが。。
旅行前の週にAT車をマニュアルシフトで運転して クラッチペダルを踏むエア練習をした甲斐があった。笑

しかし、出発直後の国道でフロントガラスにパシッ!と音がして よくよく見ると飛び石を食らっていました。 f:id:toolyee:20150803205327j:plain

...今回泊まったのはTripadvisorでファミリーでも大丈夫そうなところ。 いつもは比較的大規模な有名ホテルチェーンにすることが多いんですが、 今回は客数が数十なリゾートホテル。Hotel Ollastu
Ollastu Hotel Olbia, Costa Corallina, Vacanze Sardegna Mare, Albergo in Sardegna :: Index
人数が少ない分、朝食などでも混雑を 感じることは全くなく日が経つにつれ宿泊者同士も仲良くなったりしてとても良かったです。 部屋数の少ないホテルもいいもんだと思いました。

平屋な感じの各部屋。入り口=ベランダ, 的な構造

プールも2つで手狭だけど宿泊者も少ないから気にならなかった。

ジャグジーもだいたいあいてるし。 f:id:toolyee:20150803211302j:plain

レンタカーを借りたものの、そこまで遠出はしておらず、 噂の高級リゾートPorto Cervoに行ったくらいです。 天気は快晴続きでしたが、風が強かったので、 まっ透明な離島の海をめぐるボートツアーは泣く泣くやめて、 あとはプールとビーチでのんびりしていました。

Porto Cervoのショッピングモールからの景色

Porto CervoのHarrods(百貨店?)は車とクルーザーが売っています。セレブー。

あとカナヅチだった息子がちょっと泳げる(浮ける)ようになった。笑

ホテルはたまたまbooking.comで朝食のみからhalf board(1泊2食付き) へのアップグレードが格安(3日分なのに50€くらい)だったのでhalf boardにしていたのですが、 子連れだし夕食の席が予約済みなのは、かなり安心感がありました。 ホテルレストランでは毎回ウェイターのおじさんが子供に Ciao--! Piccolo--!と明るく迎えてくれるのもよかった。 (やぁ!おチビちゃん!って言ってたと解釈)

イタリアは人が気さくだからシャイな日本人には人気、という話を 聞いたことがありましたが、それは実感できましたね。

メシウマ

あとは、とにかくご飯が美味しかった!

タコのサラダ。やわらかーいタコ。

海鮮なパスタ。新鮮で美味しい。

普通のボンゴレでも臭みが全くなくて美味。 f:id:toolyee:20150803211329j:plain

ムール貝が美味し過ぎでびっくりしました。 f:id:toolyee:20150803211314j:plain

ジェラートも。みずみずしいアイスという感じ。 f:id:toolyee:20150803211245j:plain

子供がピッチャピッチャ言うので帰りの昼ごはんはピザ。バッファローモッツァレラと燻製生ハム、これで7€。 f:id:toolyee:20150803211346j:plain 子供用のマルゲリータも出てきた。3€と良心的すぎ。 f:id:toolyee:20150803210203j:plain

おみやげはサルディーニャ特産のBottarga(カラスミ)と どのレストランでも大量に出てくる薄いパンCarasatu。

カラスミは粉末にしてパスタとかサラダにかけるらしい。 Carasatuは息子がドはまり。 f:id:toolyee:20150803211108j:plain

日本人だからか、美味しい海鮮料理が食べられると嬉しいですね。 ということで、また絶対イタリア(にご飯を食べに)行こう! と夫婦で意見が揃った夏休みでした。 f:id:toolyee:20150803211231j:plain

(追記)美味しかったお店など

ホテルのレストランが美味しかったのとは別に、以下。もしSardegna北東に行く人が見たらぜひ。
- Il Portolano ランチに
アンティパストミストがアンティパスト全種類来るオーダーだとは知らなかった。全部美味しかったけど。
Il Portolano, Porto San Paolo - Ristorante Recensioni, Numero di Telefono & Foto - TripAdvisor
- Riss ジェラート
Gelateria Cocktail Bar Riss, Porto San Paolo - Ristorante Recensioni, Numero di Telefono & Foto - TripAdvisor
- AUCHAN おみやげ買ったショッピングモール内の大きなスーパー
Centro Commerciale Auchan Olbia - gallerie commerciali italia
- Cana Gonone から船で行きたかった離島の海岸
Spiaggia di Cala MarioluとCala Goloritzèという海岸。 透明すぎる海も見たかったなぁ。

主夫をやってみてわかった7つのコト

気づいたら1ヶ月更新してなかった。。
移住してまだ3ヶ月、もう3ヶ月、主夫をやってみてわかってきたことを書いてみます。 今風のスタイルwで書いてみたくなってしまい、ついつい知ったかぶってやや断定的に書いてしまっていますがどうかお目こぼしを。
いちいち主婦/主夫とか旦那さん/妻とか面倒なので、前者をシュフ後者を相方と書いちゃいます。 これからシュフになる人、シュフになってもいいかなぁーと思っている人、シュフの相方の人に何しか気づきが提供できれば幸いです!

1. 予想以上に自分の時間が取れない


最初のブログに書きました通り、僕は来年また社会人に戻る予定で、 語学や業務知識などなど自己研鑽に時間をかけたいのはやまやまなのですが、 思うように進んでいません。少なくとも息子は週3で保育園に預けていて、その間の6時間x3が 毎週発生しているはずなんですが、予想以上に家事に消えていっています。 感覚値としては ゼロではないものの思っていた半分未満、2-3割くらいしか時間が取れてない気がします。 べつに毎日部屋を念入りに掃除しているわけでもなく(念入りの掃除は週1)、 毎日角煮がトロトロになるまでじっくり煮込んでもいません(月1くらいはやる)。 ただ、ふと息子の衣服を買い足したり、息子の鼻血や食べ物のシミがついた衣類を漂白したり、 健康的な食材を探したり、天気見通して洗車したり、税金関係の書類を作って送ったり、、 なんか家事って予想以上に色々やることがあります。これって、つまるところシュフの 家庭での役割をどう置くかだと思うのですが、少なくとも僕は炊事と掃除と洗濯だけでは無かった。 クックパッドとルンバだけでは埋められない溝がそこにはありました。

2. シュフとは家族のQoL(生活の質:Quality of Life)を限りなく高められる仕事である


体感したというか、最近そう思うようになったというか。家族のよりよい生活を描くほど、 シュフのやることって尽きないと思います多分。なので、どうしても自分が後回しに なっていく。ただ、"QoLを限りなく高め[られる]"と前向きっぽい響きになってますが、 実際のところ半分は現実から逃避するような部分があると感じています。ぶっちゃけ、家族のQoLを 高めることに専念するほうに"気がすすむ"のです。今の自分はまさにそうで、 来年からまた社会人として格闘していくための自己研鑽をもっとやりたい、今のうちに 強くなりたいと思う反面、さて1年近く先のために必要な自己研鑽とは何だろう、てか来年 僕は何をしてるんだろう、いやそもそも何をしたいんだっけ、えーと、、、 今日、縁のある転職エージェントと久しぶりに電話で話して、自分の履歴書を見返して、 2015年は何を書けばいいんだろうか、と急に怖くなりました。 でもこれって、世の産休育休で仕事を長期で離れる女性は常に向かい合うヤツなんですよね。 こんな経験、ネットを探せばいくらでも出てくるだろうし予想してたけど、 急に目の前に現れたヤツが異様に大きくてビビった夏の花金でした。

3. 相方の家事育児参加の姿勢が物足りない

と、どうしても思ってしまうように。そしてちょっと相方が嫌いになったw 前述のような心の葛藤が常にあるわけです。上機嫌でも心のどこかにある。 楽しくみんなで会話していた朝ご飯や晩ご飯、ゆーっくり食べる息子氏を上手に急かし、 着替えだの歯磨きだのに移行させたいのに、相方は自分の皿を片付けもせず サーっと食卓を去ってしまう。。。カチーン。てなことがよくあります。 特に平日、相方が家でご飯を食べて寝るだけになっていた時、「居候か!」とブチギレたりしました。 「俺氏、平日はヤツの好きにさせろ、平日はヤツも仕事で頭がいっぱいだ、分かるだろう、、、」 「やはりシュフ期の自己研鑽プランを事前に確立しておき、しっかり相方と事前に議論して 同意を取るべきだったか。いやまて、そもそも何でヤツは育児すら関与が薄いんだ、、、」 まぁ、8割がた僕の嫉妬でしょうねw 世の中の旦那様/主婦様の世界はどうなんだろう。

4. 子どもがちょっと可愛くなくなる


恐ろしいことを書いてしまいましたw いや、可愛いのは可愛いんですが、自分の躾が 子どもの振る舞いにストレートに伝播していくのを見るや、心を鬼に出来るようになったという話です。 子どもに対して、僕がちゃんと躾やらないと、と思うようになりました。 恐怖政治をしてるわけではないです。ただ、暴力で物事を解決するような姿勢を戒めてるだけです。 僕が口うるさく子どもに言っているのを見て、相方はひいているかもしれません。 子どもも、以前よりも僕が怖くなる兆しを感じられるようになっています。 ちょっと似た経験を昔したことがあります。大学生のとき、僕は学習塾で中学生に数学を教えて いました。多くても20人くらいの教室でしょうか。真面目に勉強する子もいれば、騒いだり 真面目な子の邪魔をする子もいます。塾講師を始めた当初、僕はそうした子をなかなか怒れず、 上手に避けることで何とかしようとしていました。怒る自分に吹き出しそうになったりしてました。 ですが、だんだん、真面目な子の真摯な姿勢や、騒ぐ子の将来を案じるようになり、 ついにはやる気スイッチならぬブチギレスイッチを自分で見つけられるようになったのです。 そして時に怒り狂い、時に生徒を全力で受け止め、常に数学の本質を示す、生徒とは強い絆が育まれる。。。 何の話だこれ。

5. 子どもの親への依存は接触している時間に比例する


これは既に共働き時代からの実感があり、どちらかが出張などで1週間とか家を空けると必ず 一緒にいた方の親側にべったりになってました。なので出張から帰ると嬉しいのに悲しい気持ちになるw 今や僕と相方では子どもとの接している時間の差が大きいので 子どもは何でもかんでも「パパ、パパ、、、」となっています。これは仕方無いですよねー(遠い目) まあ、成長して親離れしてしまったら何ともなくなってしまうとは思いますが、もしこれから 育児に従事する計画や予定があるパパさんは自信を持って頂ければと。ママが最強ではないぞとw

6. 元職場との距離がはっきりする

3ヶ月たってついに来たか、という感じです。今まで、長めの夏休みをとったときのようなソワソワ感、 「みんな仕事してるのに俺やすんじゃってる」「お客様だいじょうぶかな」「新サービス出ちゃったよ」 的なソワソワがどこか体にまとわりついていたのですが、それが外れた気がします。僕なんかは 既に仕事を辞めて腹を括ってスイスに来てるので、そもそも「みんな仕事してるのに」とか思う必要ないはずなんですがw どこかソワソワしてました。Facebookで大勢の元職場の人やお客様、パートナー様と今もつながっていますが、 遠くに来ちゃったなぁ、という感じです。

7. トイレトレーニングと自分でお着替え、はシュフの苦行の1つ


各論は挙げてるとキリが無いのでこれだけ。子どもが8月半ばからインターナショナルスクールに 入学するという締め切りがあり、マイペースにさせてあげられないという設定上の問題もあるのですが、苦行。 子どもが生まれてすぐ、最初の苦行が離乳食作製でした。離乳食はすべて手作りと息巻いて始めたものの、 相方と毎週末の深夜、野菜や果物を茹でてはマッシュし小さな容器に詰めるのを延々とやっていました。 おかげで子どもは好き嫌いゼロで食欲旺盛な子に育ちましたが、あの日々はほんと肉体的に地獄だった。 そんな苦行が2年ぶりに現れています。今度は制御不能な怪獣に社会生活の基本を教えるという苦行です。 あたりまえなんですが、親の思うように子どもが行動してくれないストレスってすごいですね。 外に遊びに行くと、当然公園やレストランとかのトイレで用を済ますよう一緒にやるのですが、 おいおいそんなところ触るんじゃない、いやその手こっち来るの!?とかね。 いつか出来るようになるはずのいつかは、いったいいつなのか。 もちろん上手くいったときはマニュアル以上に大喜びしちゃうんですが、精神的に疲れる疲れる。
あ、写真は皮から手作りで作った餃子とその余った具を焼いたやつです。分かると思いますが念のため。。

さてさて
土日なにしよう。。。

子どもを保育園に入れました

キッズキャンプに入園しました

いわゆる、私立のインターナショナル保育園兼幼稚園のようなところで、 スイス(東側)という土地柄、先生は英語とドイツ語の半々で指導を行います。 現地の保育園や幼稚園の場合は完全にドイツ語の世界なのですが、 インターナショナル系は英語がベースとなり、先生も英語と ドイツ語が話せます。費用は現地のより少々お高いです。
僕の子どもは3歳になって間もないので年少クラスに入ることになるのですが、 月水金が英語、火木がドイツ語ということなので、英語で指導される 月水金だけ、朝8時から15時まで預かってもらうことにしました。
預かる時間はけっこう融通が効いて、月曜から金曜まで通しももちろん 可能ですし、午前中だけ、朝から18時くらいまでとかも出来るんですが、 こちらの新学期(8月)からインターナショナルスクール(幼稚園)に入学する ことも検討しているため、一般的な幼稚園と同じ時間帯かつ英語クラス だけに決めました。

やっぱり子ども同士で遊びたいよね

そう思って保育園に預けることにしました。 ここ一ヶ月、子どもと一緒に遊んだり公園で遊ばせたりして痛感したのは、 子どもの競争意識ってすごいな、ってことです。僕と遊んでいると どうしても甘えたい意識が強まるのか出来ないことでも、現地の子どもが キャッキャしてると多少大変そうでも頑張ってしまうのです。特に ブロンドの可愛らしい女の子だとなおさら,,,
(近所の公園のジム一例、尻で綱を渡る息子氏)

こちらの公園は小さめなところでも、大きめのジムがあり、 子ども達が目的の滑り台にたどり着くまでにロープのジャングルジムやら ハシゴやら綱渡りがあったりします。これまで想像していたようなシンプルな 階段と滑り台のようなものはありません。スイス到着当初は僕が手取り足取りで ハシゴやロープのジャングルジムに登るよう必死に促していたのですが、 「できないできないよー!」とすぐに怒って他の遊びをしようとしていました。 それがある日、同い年ぐらいの2-3人の現地の子ども達がタッタッターと ハシゴやジムを登るのを見て、すぐ後ろを追いかけるようにハシゴを 登ったり、ロープのジムに食らいつき、ついにはジムの頂上まで たどり着いてしまいました。
いやぁ、これまで過保護だったのかなぁ、干渉し過ぎてたのかなぁ、 と日差しがあっても少し涼しい春の高原の気候の中しみじみ思ったわけです。 加えてこちらの保護者は、公園に来てもほんとにほったらかし。だいたい 日陰のベンチに座って喋ったりスマホを見てます。子どもは子どもで 遊んでる。これでいいんじゃないかなぁ、そう思ったのでした。

(ちょっと大きめの公園のジム。ここも2-3回通って放置してたら制覇した)

朝起きるときからノリノリ

いままで妻の起床時間から遅れて7時半くらいに起こしていたのですが、 30分以上早起きさせることになったのにノリノリ。「保育園行こうか?」 と言って起こすとバサッと起きます。朝ご飯はだらだら食べたい人ですが 「保育園はじまっちゃうよ?」と言うとがんばって準備してくれます。
車で15分くらい、途中の牧場の羊を見て「シープ、シープ|」と さらにテンションがあがり、さらに到着時の先生の熱いキッス (こちらでは普通です。ちなみに音だけでDryなキスです。)に ご機嫌になって部屋に駆け込んで行きます。そして「バァーイ」 と僕を送ってくれます。まだトライアルで今日は昼までで、 一昨日は2時間だけでしたが、両日ともに僕は保育園に留まらず (子どもの様子をみて先生がYou can goとのことだったので) 一旦家に帰りました。
お迎え時、まだ居たいと訴えてきます。ここはさすが、0歳から保育園 にお世話になっていた息子は適応力に問題なしです。さすがに帰宅後 の昼寝は2時間爆睡ですが、何も心配はいらないようです。

まだ寂しくない(僕が)

来週から通常通り、月水金8時から15時まで、預けることになります。 今日車の運転中ふと、いつも後部座席に乗っていた子どもがいないことに 気づいて、あ、保育園か、楽しくやってるかな、と思いを馳せました。
ここ1ヶ月は家事と育児で大変な思いもありましたが、 やっぱり子どもとのゆっくりとした時間は幸せです。
育児のオフロードだけが目的で預けたいとは、微妙に思えないです。微妙に(笑)
子どもの競争意識を見るに、なんか自分だけの世界に子どもを 留めておくのはもったいないなぁ、と思うのです。それはもう3歳だからとかでなく、 1歳2歳のときの保育園での子どもの様子を見ていてもその感触はあったんですが。

ようやく自分に投資する時間が生まれそうです。 生活のためにドイツ語教室にいくか、妻の進歩に負けじと英会話教室にいくか、 来年はまた社会人(をさせて頂く予定)ですからちゃんと計画的に考えないと... (ジブリっぽい滑り台、ちょっとひるむ息子氏)

小一時間でおぼえる!ドイツ語

GWで妻両親が来訪してるので

簡単なドイツ語会話をブログとして作ってみました。さて日本はGWですね。 スイス、もといヨーロッパでは5月1日の労働者の日を除き、 普通の日々です。さて、もしヨーロッパを旅行されるなら ドイツ語会話はいかがでしょう。Wikipediaによると 「Webページ数においては全サイトの約6%がドイツ語のページであり、 英語に次ぐ第2位の言語である。EU圏内では、母語人口は域内最大であり、 話者人口は、英語に次いで2番目に多い」らしいです。 すごいじゃないですか。 観光でドイツ語圏を訪れるような場合であれば英語と ボディランゲージでごり押ししちゃうのが手堅いのは 言うまでもないのですが、現地語で話すのも一興...

初心者が偉そうに書いてます。マジメな方はそっと閉じて下さい...

方針

最小限の努力で最大の成果を。複雑なものは"Google翻訳"アプリへ

(そもそも僕の知識も経験も激浅っす)

基本3語の Hallo!, Bitte!, Danke!

  • Hallo! (ハァローゥ,こんにちは!)
    はい、挨拶はこれだけです。グーテンタークとか有名ですが、 僕がどう見ても東洋人だからか、英語っぽいハァローゥしか言われたことないです。 もしもしすみませーん、のエクスキューズミーもいりません。 いきなりハァローゥで。英語のハロー!と同じように使いますが、 aにアクセントがあります。
  • Bitte! (ビッテ!,〜を下さい/〜お願いします)
    英語のプリーズ!相当です。[名詞]+ビッテ!を多用します。 英語のプリーズと違うのは「どういたしまして」の意味もあること。
    • Bitte! / Bitte schön! (ビッテ!/ビッテシェーン!,どういたしまして!)
      でもこれがサッと出てくるならもうこんなページ見なくてよいはず...
  • Danke! (ダンケ!,ありがとう!)
    この後の用例の各場面で、ありがとう、どうも、をダンケ!と言います。 買い物などでお釣りと一緒にお店の人に言われるのもダンケー!です。 ドイツ語会話だとダンケシェーン!も有名ですが、これは丁寧な表現です。
    • Danke schön (ダンケシェーン, ありがとうございます)
      丁寧に感謝を伝えたい場合には、ゆっくりとダンケと言うか、 ダンケシェーンと言うか、どちらかと感じています。日本語と同じですね。

あと念のため、謝罪も。人にぶつかったり、子どもが叩いたり、などなどでは
- Entschuldigung (エンシュゥディグン, ごめんなさい)
英語のExcuse meだと説明する人もいますが、そうじゃない気が。 ちょっとすみません、でなく、ごめんなさい、として使われてると思います。

用例その1 移動する nach, Wo ist ...

  • nach (ナーハ, 〜へ/〜への)
    英語のトゥー(to)相当です。nach+[場所]を多用します。 ドイツ語の基本は大きな声で発音することだそうです。
    • nach Zürich ? (ナーハ ツーリッヒ?,チューリッヒ行き?)
      駅やバス停で行き先が不安なとき隣の優しそうな人に指差しつつ聞きましょう。
    • nach Zürich bitte! (ナーハ ツーリッヒ ビッテ!,チューリッヒまでお願いします!)
      切符売り場、あるいはタクシーに乗っても使えそうですね。さらに例の チューリッヒも広い地域を指す言葉なので、伝える際は駅だとか伝えると 丁寧です。
  • Bahnhof (バンホフ, 駅)
    という訳でチューリッヒ駅ならツーリッヒバンホフです。 旅程に電車があるならすぐ覚えるとおもいます。ちなみに電車を バーン(Bahn)と言います。ときには駅にたどり着けないときも あると思います。そんなときは、
  • Wo ist [場所] (ヴォー イストゥ..., ...はどこですか?)
    道が分からないとき聞きます。僕の記憶では、ザ・車で行くべきなIKEAに電車+徒歩で 行ってしまったとき、案の定道に迷って使った記憶があります。 建物やレストランなどでトイレがどこか知りたい時なら ヴォー イストゥ トイレッテ?です。ドイツ語のWは 英語のVのように濁ります。逆にVは英語のFのように濁りません。

用例その2 買い物をする Ich nehme ..., Haben Sie...

  • Ich nehme das (イヒ ネーメ ダス/これにします)
    英語に直訳するとI take this。ちょっと長いですが、 欲しいものを指さしつつ話しています。単に「ダス!」とか、 「ダス、ビッテ!」とか言っちゃってます。Oh-ブロークン独会話。
  • Eine? (アイネ?, 1つ?/1つだけ?)
    パン屋やケーキ屋などの対面販売店、または切符売り場とかで 聞き返されることがあるので、覚えておきます。あるいは先に アイネXXビッテ!って言っちゃう。ドイツ語の数字は聞き取るのが難しい。
  • Haben Sie [物/場所] (ハーベン ジー..., ...はありますか?)
    欲しいのもを探すとき、ホテルの部屋があるとき、チケットがあるか訪ねるとき いろいろ使えるみたいです。僕はデパートで子供用スリッパ(足音の防音...) を買いたくてハーベンジーキンダーハウシュウェ?って聞きまくったので 覚えてしまいました。
  • Was kostet das? (ヴァス コステット ダス?, これいくらですか?)
    英語のHow much?相当です。値札が無かったりよく分からなかったり するマーケット的なところにチャレンジするなら使うでしょう。

用例その3 食事をする Wasser, Speisekarte

  • Was trinken Sie? (ヴァス トリンケン ズィー?/何を飲まれます?)
    英語でいうSomething to drink?です。レストランでメニューを もらって、最初に聞かれるやつです。自分で言う必要はありません。
  • Wasser bitte. (ヴァッサー ビッテ/お水下さい)
    強気に「あ、水で」と言うやつです。でも海外では大抵日本のお冷や システムは無いのでボトルやビンの水を注文したことになりますので 念のため。あるいは、
  • Fassbier bitte. (ファスビア ビッテ/生ビール下さい)
    直訳すると樽ビールですが、ドラフト、つまりビンじゃないビールです。 ただ、水にしろビールにしろ店に種類がいっぱいある場合は 聞き返されることもあります。そんなときは怯まずに、
  • Speisekarte bitte... (シュパイゼカルテ ビッテ.../メニューもらえます?)
    「あ、メニューで見せて下さい」という感じです。例えば水ならペリエ とかサンペリグリノとか見たことあるやつを教えてくれるでしょう。 シュパイゼカルテ、アクセントはp、パあたりにあります。 そしてイヒネーメダス!と指差せばオッケーです。水なら炭酸水は 覚悟しなければならない可能性が高いのですが、子どもがいると 炭酸水はやっかいだったりするので、そんなときは、
  • Stilles Wasser bitte. (シュティルズ ヴァッサー ビッテ/無発泡の水下さい)
    で伝わります。ただ無いかもしれませんが。ちなみにStillとかいうのは 元々ワインの言い方らしいですね。で、
  • Wein (ヴァイン/ワイン)
    • Rotwein (ロットヴァイン/赤ワイン)
    • Weisswein (ヴァイスヴァイン/白ワイン)
      このように、先述の通りWは音が濁り「ヴァイン」です。僕は初めて 白ワインを聞いたときに、え??ってなったので書いておきます。 あと子ども連れだとお皿とかフォークを下さい、と言いたいですね。
  • Kleine Teller bitte. (クライネ テラー ビッテ/小さなお皿を下さい)
    他にフォークは「ガーベル」スプーンは「ロッフェル」とかです。 1つはアイネ、なので、最初にアイネクライネテラービッテ、とか 言えば丁寧ですね。そして、滞りなく食事が終われば
  • Zahlen, bitte! (ツァーレン ビッテ!/お会計を!)
    ほとんどはテーブルで会計かと思います。お疲れ様でした。

おまけ ドイツ語あるある

  • 読めない。読んでも音を間違いがち
    先に書いた通り、Wが濁ったりvが濁らなかったり、アハとかヒャー とか読めないと思った方が、最初は安全です。
  • とにかく単語が新しい。日本で出会っていない。
    英語から共通点を見いだしづらい。そして日本にある外来語として ドイツ語にほどんど出会ってないことに気づきます。 ソーセージって英語なんだぁ。。とかこれは以前ブログで書いたとおり。
  • 単語長くなりがち
    ドイツ語で賞味期限はverbrauchen(消費します)とかmindestens(少なくとも) とか食品に書かれています。しかし、正しく賞味期限と書くとMindesthaltbarkeitsdatumであり、 Mindest(最小) + halt(停止) + barkeits(利用可能) + datum(日)というように 複数の単語が合体して長くなるので、知らないうちはドイツ語に立ち向かう ことに恐怖を覚えます。

できるだけシンプルにするはずが、後半結構多くなってしまいました。 とにかく毎日調べるので、自然と名詞は身に付いてきてます。主夫なので 当然ビジネス寄りな単語ではなく食べ物とかが多いんですけどねー...

一応、使ってた参考書をあげます。タイトル通り3日では全くおぼえられてないけど、 発音のカタカナ表記とか体裁は見やすく、コラムとかコメントの端々でドイツの文化 を知られて面白かったです。興味があれば。大事なので繰り返しますが絶対3日でおぼえられません。

3日でおぼえるドイツ語

3日でおぼえるドイツ語

それでは素敵なゴールデンウィークを!